2015年6月11日木曜日

カリスマバナーの進捗

うーーーん。カリスマバナー、プロの作品を見てもまだまだ難しいです。
文字の配置(余白)のバランスなどがどのくらいの塩梅がちょうどいいのか掴めない……。

※カリスマの肖像権とプライバシーに配慮してモザイク処理をしています

文字の間隔が広い方がいいのか狭い方がいいのかイマイチわかりません。
狭いほうはなんとなく詰まっていて、余白が気になります。
かといって広い方は均等すぎてメリハリに欠ける気がします。

うーーーん。

というわけでちょっと頭を切り替えて&別のカリスマの写真を使おうと思い作り直したのがこちら。
プロの作品は「学べばもっと楽しくなる!」を強調しているものが多かったので
軽率に真似してみました。

上の二つよりこちらのほうが良いような気がしました。
ただ黄色い丸がどうにも蛇足かな〜……いやでも無いとそれはそれで真っ白でダサいんだよな〜……。
という感じでとっても悩ましいです。

とか言ってたら文字が左に揃っていないことと黄色い丸が少し下に寄りすぎていたことに気がついたので直してみました。
あとついでにカリスマの写真が暗かったのでイメージの色調補正から明るくしてみました。
うーーーんうーーーんどうだろう。

上と下の余白も違うのが気になったので赤い四角を上に少し広げて
ICと毎週〜を少しだけ上に上げてみたりして。
それに合わせて黄色い丸も少し縮小をかけて動かしました。
カリスマが「バナーを作るには君たちだと20時間はかかる」と仰っていて
そんなに!? と思いましたが、これは……かかるわ……。
だって企業とかのバナーって要するに企業の顔みたいなものですよね。
小さな画像で、見ている人を惹きつけなくてはならないし。
5分10分で作った顔で勝負に出るわけにはいきませんものね。
小さいサイズの中にどれだけ情報や売りになるものを入れていくか……奥深いです。
とても難しいけれど、やり甲斐のある作業(仕事)だと思いました。

カリスマから「フォントはヒラギノ角5にしてね」と言われてヒラギノにしたのがこちら。
ちょっとすっきりしたかな?

私は一応Webデザイン専攻のつもり(つもり)なのでできるだけカリスマの授業には食いついて行きたいんですけれど、
なっかなか難しくてもどかしいですね。

提出したバナーは「上と左の余白が合ってないけど突き詰めれば良いものになるね」というような事を言っていただけて
嬉しかったけれど、それに慢心せずに、より良いデザインができるように目指していきたいです。

あんまり関係ありませんけど、プロのバナーに使われていたカリスマの写真が
2つほど私が撮ったもの(ノートPCを持って振り返るカリスマ)だったので
ちょっとフフってなりました。
目線ください! って言ったらカリスマが振り返ってくださったのでその時に激写したものです。

あと全く関係ありませんけど最近地震が多いですね。
東日本大震災のときも、確か3月9日あたりに5強の地震があったと記憶しています。
備蓄の確認や、家族の集合場所や避難場所をきちんと確認し、もしものことがあっても混乱しないように備えていきましょう。
一人暮らしの人は、不安ですよね……特に四月から下宿している人なんかは避難場所を確認しておくと良いと思います。

2015年6月9日火曜日

文字だけで『魅せる』

カリスマ先生の授業でバナーを作って思ったことが、
まずは「(文字だけなのに)バランスを取るのが難しい」ということ。
それともう一つ、「白黒の文字だけで『魅せる』のはとても難しい」ということを感じました。

そこで、ふととある方のことを思い出しました。
苦手な方には申し訳ないのですが、ボーカロイドを使って曲を発表しているEZFGさんという方です。
この方の作る曲が私は好きなのですが、PVも凄いのです。

「ボカロってあれでしょ? 初音ミクとかがキャッキャしてるんでしょ?」って思うじゃないですか。

EZFGさんの曲のPVにはキャラクターは一切出てこないんです。
しかもどの曲のPVも白黒。色すらないんです。

白黒の世界で、しかも文字だけで、めちゃくちゃ『魅せる』PVを作る方なのです。
しかも曲も自力で作ってるからどこまでマルチなんだこの人は……。

本家はニコニコ動画ですがニコニコ動画をこのブログには貼れないようなのでYouTubeの転載を載せてみようと思います。

ブラフライアー
「紙を鉛筆で塗りつぶして歌詞を消しゴムで消すことで書いていく」という手法が取られています。
すごい手間暇かかってますよね……。
そもそもこの曲に使われているボーカロイドにはキャラクターがいないんですけれど、
キャラに頼らないで勝負する姿勢がとてもカッコいいと思いました。

magician's operation

こちらは「文字を切り取って並べては吹き飛ばす」という手法が取られています。
時折ぱらぱらと文字が降ってきたり、時折斜めになった文字を直したりなど、
間奏でも飽きないPVだと思います。
この曲には「巡音ルカ」というキャラクターのボーカロイドが使われているのですが、
ルカは一切出てきません。

サイバーサンダーサイダー


これはおそらくシャーペンか鉛筆で歌詞を書いたものをスキャンしたんだと思います。
掠れ方がそれっぽいので。
時折降ってきて踊る棒人間以外にキャラクターらしいキャラクターは出てきません。
また、1行16文字になっており、1行=1小節 で歌詞の配置とリズムがリンクしているんですよね。
こういう細かい魅せ方の工夫が凄いと思います。

とても痛い痛がりたい


こちらは中央に歌詞が出ると同時にバックにも歌詞が出てきます。
バックのほうの歌詞はサイバーサンダーサイダーと同様歌詞の配置とリズムがリンクしています。


他にもEZFGさんの曲はあるのですが(歌詞を糸で縫って表現した曲や、モザイクが徐々に外れて歌詞が見えるようになるものなど)
単に好きなものを紹介するだけになってしまうのでこのへんでやめておきます。

EZFGさんの曲はニコニコ動画でとても高い評価を得ています。
曲が良いというのももちろんなのですが、「白黒」「歌詞だけ」で表現している特徴的なPVもEZFGさんの人気を支える要素の一つのように思います。

何年か前に、作曲者を隠して曲を公開して「この曲を作曲したボカロPは誰だ!」というものがあったのですが、
EZFGさんはPVが特徴的すぎて速攻でバレていました。

キャラに頼らずここまで魅せるPVを作ってしまう氏には本当に唸るばかりです。
こういう面白い表現はどんどん吸収して自分のものにしていきたいですね。

たとえばPCでイラストを描くにしても、白黒で塗ってからオーバーレイで色を付ける
グリザイユ画法とか、ちょっとやってみたいです。

ものの明度をいかに捉えられてないかが浮き彫りになりそうですが……。

2015年6月5日金曜日

わたしのしごと展

わたしのしごと展、行ってきました。
一日目はちょっと熱を出して寝込んでしまって行けなかったのですが二日目の今日は全部回ってきました!

どの科の先輩も気合が入っていて、課題で作った作品のみならず
自主的に制作したものもポートフォリオに組み込んでいたりなど、とても熱意を感じられました。
来年は我が身か……と思うと、先輩たちのような立派なポートフォリオが出来るのかな……と
少し不安になったりもします。

ただちょっとほっとしたのは、案外グラフィックデザイン科の先輩でも
コミックイラスト的な絵をポートフォリオに載せている方が多かったことです。
私はアート系というよりどちらかというとコミックイラストを描くタイプなので、
こういうのも載せて大丈夫なんだ! と思いました。

そこで個人的に可愛いしびっくりしたのが、小林弥生先輩のこの作品です。


小さいいきもの(?)がびっしり。

何故驚いたかと言いますと、
私も高校生の頃似たようなのを描いてるんですよ……。
これは「喜怒哀楽のどれか一つを選んでCDジャケットを描け」という課題だったのですが、
私は「楽」を選んでなにかよくわからない生き物がブワーっとしてる絵を描きました。
あとこれ地味に「楽」もレタリングなんですよね。どうやって描いたかは忘れましたが……。

友達からは「頭がおかしい」「繊細なキチガイ」とか言われましたが個人的にはお気に入りで、
未だに原画が机の引き出しに入っています。だって可愛く描けたと思ってるんだもん!

あと印象に残ったのは、嶋津杏澄先輩のこの作品です。
所謂「歩きスマホ」に警鐘を鳴らすような広告デザインですね。
吹き出しに台詞が入っている、漫画風の広告です。
すごくキャッチーでわかりやすいし、目に留まりやすい素敵な広告だと思いました。

あとはゲーム科の先輩の、同じドラゴンのイラストから擬人化した女性のイラストなどが印象に残りました。
元絵のドラゴンは同じなのに、擬人化した後の女性のイラストは先輩方の個性が出ていて、
面白いなぁと感じました。

2015年6月2日火曜日

100%でないと許されない話

そういえば昔ちらっと「果物のジュースは果汁100%でないとリアルな果物の断面の絵を使えない」という話を聞いたことがありまして。
少し調べてみました。

め~んずスタジオというサイトに

果汁100%未満のジュースはパッケージに果実の断面図を使えるか?」(新窓出ます)

という記事がありました。

そこによると(わざわざ記事に飛ばせるのも手間なのでキャプチャを載せていきます)

果汁100%→リアルな果実や果実をスライスした断面のイラストOK

果汁5~100%未満→断面のイラストはダメ。果実表面のリアルなイラストはOK

果汁5%未満→果実のリアルなイラストすらダメ。


な、なんと……ファンタのパッケージがポップな果物のイラストだった裏にはこんな事情があったんですね……!

他のオレンジジュースを調べようと思ったのですが普段水しか飲まな過ぎて
オレンジジュースといえばどれとどれと~ってものが全然浮かびませんでした。

とりあえずバヤリースオレンジ

ちょっと画像が小さくて見えづらいですが、わりとリアル寄りに見えます。
公式サイトに果汁の割合が書いていなかったのですが、Wikipedia曰く、
「沖縄は果汁10%、それ以外は20%」らしいです。
果汁5%以上なので、リアルなイラストOKですね。セーフです。

お次はなっちゃん

これも公式サイトに果汁の割合が書いていなかったのですが、Wikipedia曰く
2010年にリニューアルし、果汁の割合が50%になったそうです。
なっちゃんといえばにっこりマークのイメージしかなかったんですが、よくよく見ると、
しっかりオレンジのイラストが入っているんですね。
しかし果汁の割合が50%ならばリアルなイラストOKなのでこれもセーフですね。

「100%でないと断面はダメ」であることしか知りませんでした。
5%未満だとリアルなイラストもダメなんですね……でも「リアル」と「リアルじゃない」の境界線は誰が引くんでしょう……?
果汁5%未満でリアルなイラストを使ったら誰かに訴えられちゃったりするんでしょうか? 誰が?

と思って調べたら、「果実飲料の表示に関する公正競争規約」というものを見つけました。
これの13ページに「不当表示の禁止」という記述がありました。
どうやら果汁の断面だけではなく「しずく」も禁止のようです。細かいですね~。

(画像大きいけど見えるかしら……)
14ページに続きがあったのですが、違反していると警告され、
警告を無視していると50万円以下の違約金だそうです……ヒェッ……。


「100%なら断面OK」と知っていれば、小さなお子さんがいる方なんかは安心できるかもしれませんね。
小さなお子さんにはあんまり化学的なものとかを口に入れさせたくない! という考えの方もいらっしゃるでしょうし……。

それにしても、「商品パッケージに制約(ルール)がある」と、デザインする側は工夫が求められますね。
ただデザインするだけでもとても頭を使うのに、そこにあれしちゃダメこれしちゃダメとルールがあると大変そうです……。

他にもデザインに制約があるものってあるんでしょうか?
どなたかご存じの方がいたら教えてください。